有馬監督就任1年目の昨季にチームの骨格を担った田中 裕介、上田 康太、イ ヨンジェが順調に調整を続けてきたことで戦術の浸透はスムーズに進み、若い新戦力が自分の持ち味を積極的にアピールしてきたことで、チームにはエネルギーが満ちている。攻撃のバリエーションの増加とワンプレー、ワンプレーのクオリティーの向上はシーズンを通して取り組んでいく課題で、チーム全体の底上げも必要不可欠だが、「ファジアーノの魂を見せていきたい」と意気込む有馬監督の下で選手たちは開幕からアグレッシブにゴールへ向かっていく姿勢を見せてくれるだろう。
柳下 正明監督が4年目の指揮を執る金沢も、若い選手たちの躍動に注目だ。有馬監督が「厳しい守備、タイトな守備をしてくるチームだということは分かっている」と言うように、今季もタフなサッカーを繰り広げていくことは間違いなく、ディフェンスラインと前線の選手たちは若い選手が抜擢されそう。エネルギーに満ちたサッカーを展開してくるはずだ。
お互いに若い選手も多く出場する中で迎える開幕戦。ポイントになることはどんなことか。プロ7年目のシーズンを新天地の岡山で挑む白井 永地は「どれだけ勝ちたいのかという気持ちの部分が大事」と言う。両チームの選手たちには観る者のハートを熱くさせるファイトを期待したい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
