昨季を振り返ると、徳島はJ2を4位でフィニッシュ。J1参入プレーオフを最後まで勝ち上がり、決定戦・湘南戦(1△1)では同点に追いつかれる形で惜しくもJ1昇格には至らなかったが、リカルド ロドリゲス監督体制を継続し、今季も岩尾 憲を主将に据えて悲願の昇格を目指す。今オフに主力級の5選手が抜けたが、新加入選手を獲得してリカバーしてきた。その中でも、東京Vから加入した上福元 直人と梶川 諒太は両サポーターから注目される存在だろう。対戦カードを確認して「いきなり!?」(梶川)と素直なコメントをこぼす場面もあったが、感情は高ぶっていることだろう。
一方、昨季の東京VはJ2・13位でフィニッシュ。シーズン途中で監督交代もあり、簡単ではない時間を過ごしたクラブの1つだろう。しかし、途中就任の永井 秀樹監督の下、あらためてスタイルを固めながら着実に積み上げられたものがある。選手時代から東京Vに所縁ある永井監督が先頭に立ち、フットボールファンを魅了するスタイルでJ1昇格に挑戦する。編成に目を向けると、多数のアカデミー出身選手が名を連ね、新旧の力を融合させられる軸となる選手もそろう。その中で、今季加入した目玉の選手は、日本代表にも名を連ねた経験のある大久保 嘉人だろう。
ボール保持率を高めながら攻撃的に戦うスタイルを志すチーム同士の好カード。勝利で開幕スタートを切るのは、青緑の徳島か、緑の東京Vか。
[ 文:柏原 敏 ]


