前節を振り返る。
まずは徳島。前節・愛媛戦は主導権を握って前半45分だけで3得点。だが、後半はまったく逆の展開を強いられ、4失点を許して痛恨の逆転負けを喫した。さまざまな要因はあったが、最も大きなカギを握ったのが5名にルール改正された交代枠。「(愛媛は)交代とシステム変更の相互作用もあって変化が生まれた」(リカルド ロドリゲス監督)。その変化に対応し切れず、苦戦を強いられた。今後も交代枠は勝敗のカギを握る重要なポイントになることだろう。
次に京都。前節・磐田戦はピーター ウタカのストライカーらしい活躍で快勝。また、ピーター ウタカの得点が目立つ結果となったが、相方役の宮吉 拓実も黒子役でいぶし銀の働きを見せた。そして、攻撃陣を生かしたのは、やはりベテラン中心の守備陣。森脇 良太、ヨルディ バイス、安藤 淳の3バックが安定した守備で支え、攻撃時にはボランチ経験もあるヨルディ バイスの組み立てが効いた。
若い選手が多く、チームの組織力が武器の徳島。ピーター ウタカという強烈な個だけではなく、各ポジションに良質な選手がそろう京都。どちらが勝利してもまったくおかしくない一戦。
上位追撃の狼煙を上げるのは、青か紫か。
[ 文:柏原 敏 ]


