ホームの新潟は、ここまで2勝3分1敗。直近2試合は、前半のうちに失点してリードを許し、後半に追いつく展開で引き分け。粘り強く勝点1を手にしているとも言えるが、得点数はリーグ首位タイの『14』を誇るだけに、失点を減らすことが上昇へのカギを握る。
主将の堀米 悠斗は「攻撃はウチの武器。それを生かせるゲーム運びにしなければ」と振り返る。散見されるのは、バイタルエリアで起点を作られる場面。「チームとして、ボールを失ったら奪いにいく守備をしているが、場所や時間帯によっては、スペースを消してゴール前を守ったほうが良い。使い分けられるようになれば」(堀米)と、守備の修正に取り組んでいる。今節のあとはアウェイ2連戦となるため、勝ってペースを立て直したい。
20日には、C大阪から中島 元彦が育成型期限付き移籍で加入。アルベルト監督は中盤での起用を考えているという。中島は昨季、J3のC大23で9得点を挙げた得点力を持ち、ミドルシュートも武器。練習から運動量と切り替えの機敏さ、足元の技術の確かさも示しており、新潟の新戦力として早くも出場なるかに注目だ。
対する水戸は2勝2分2敗。前々節・松本戦は2点リードしながら追いつかれる展開だったが、前節・町田戦ではそれを払しょく。2-0で迎えた後半、守備を徹底しながら2ゴールを追加して突き放し、4-0で完封勝利を挙げた。ボールを奪ってからの素早い攻撃には迫力があり、新潟にとっても注意が必要だ。
秋葉 忠宏監督の下、試合を重ねるごとに課題を修正し、チームとしての一体感も増している。水戸としては、このアウェイで勝利し、その勢いを持ち帰ってホーム2連戦に臨みたい。
また秋葉監督にとって新潟は、現役時代に6シーズンと最も長く過ごしたチーム。2003年のJ1昇格にも貢献した。ビッグスワンへの凱旋となり、新潟サポーターからの注目度も高い一戦となるだろう。
[ 文:野本 桂子 ]

