前節の磐田戦で4試合ぶりの失点と敗戦を喫した北九州だが、雰囲気は悪くない。小林 伸二監督も「結果的に敗れたが、前後半の頭15分はチャンスを作れているし、プレスが効果的な時間もあった。細部のところを意識すれば、大きな変化を加えることなく前に進める段階にきている」と、チーム作りが順調に進んでいるという認識。うまくいかない場面や時間帯があっても、攻守にどんどん前に出るというスタイルを実行し続けることができるかを試すには、このダービーは格好の場となる。
一方の山口は前節の琉球戦の勝利で連敗を『3』でストップ。実に5試合ぶりの勝利という事実だけでチームには大きなプラス。その上で、明治安田J2第2節・岡山戦以来の複数得点となる4ゴール、しかもサイドアタック、前向きな守備からのショートカウンター、CKから、そしてミドルカウンターと多彩な形で得点を挙げたことは、攻撃的なスタイルを志向するチームが自信を取り戻すための何よりの材料となる。
2016年以来となる“関門海峡ダービー"は、それぞれがポジティブな状況で迎えるので、かなり熱い一戦となりそう。北九州がホームサポーターの前で初勝利を挙げるのか、それとも山口が3つ目の星印をストーリーに刻むのか。
[ 文:島田 徹 ]


