その山口は前節、北九州と4年ぶりの“関門海峡ダービー”を戦い、持ち味を発揮しながらも0-2で敗戦。内容はそう悲観するものではなく、チームが発展途上であることを印象づけた。霜田 正浩監督は「クオリティーは少し足りなかったが、自分たちがやろうとしていることは体現できただけに、結果が出ずに悔しい」と振り返り、長崎戦に向けて「スキはあると思うし、勝つチャンスもある。ホームでしっかり勝ちにいきたい」と話す。
一方の長崎は前節、ホームで京都と対戦して1-0で勝利。前半は相手を圧倒し、先制ゴールを奪うまでは良かったが、後半は逆に押し込まれてなんとか逃げ切った格好。手倉森 誠監督は「決めるべきところを決められない中でどうコントロールするかを高めないと、連戦の中で不用意に体力を使う。そこを反省しなければ」と勝って兜の緒を締めた。
見どころとしては、山口が長崎を相手にアグレッシブに前からボールを奪いにいけるかどうかになる。それは「山口が自分たちのサッカーを長崎相手にできるかどうか」と言い換えてもいい。
そして、山口のイウリ、長崎のビクトル イバルボという強力な外国籍FWにも注目したい。ともにチームの得点の多くに関与しており、攻撃の中心的な存在だ。
過去の対戦成績は、長崎の5勝1分で山口はまだ勝利がない。山口が長崎から初勝利を挙げ、長崎の無敗街道を止めることができるかどうか、注目だ。
[ 文:田辺 久豊 ]


