20位・山口と13位・栃木の一戦。ホームの山口は、浮上のきっかけとなる勝利が是が非でも欲しいところだし、アウェイに乗り込む栃木としては、勝点を上積みしてしっかりと足固めをしたいところだ。
ここまでの両者の戦いぶりをデータで追いながら、この試合を展望してみたい。
山口は、シュート数がリーグ2位で今季も攻撃的なサッカーを見せている。だが、総得点数は同10位で得点を奪うことができておらず、“歩留まり”が悪い。チャンスを多く作り出すことはできているが、最後の精度を欠いてゴールを決め切れない試合が続いている。
一方の栃木は、総得点数はリーグ最下位。だが、総失点数が同4位タイの少なさで、被シュート数の少なさは同5位と、守る部分の数値で軒並みリーグ上位に入っている。ゴールこそ少ないが、堅く守って勝点を積み上げている様子がうかがえる。
やはりこの試合は、攻撃の山口と守備の栃木という対照的なチームの対戦になる。山口からすれば、堅く守る栃木を相手に多くのチャンスを作ってゴールを奪いたいし、栃木からすれば、山口の攻撃を徹底的に封じ込めて鋭いカウンターを繰り出したい。そんな戦いになりそうだ。
この試合の見どころは、互いに持ち味を発揮できるかどうか、そして持ち味を発揮した先にある勝点3を得ることができるかということになるだろう。対照的な相手にそれを結実させることができれば、良い流れで5連戦に入ることもできるだろう。
[ 文:田辺 久豊 ]


