北九州は前節の群馬戦で逆転勝利を収めて連勝を『4』に伸ばし、好調の波の中にある。特にディサロ 燦シルヴァーノが4試合連続ゴール、町野 修斗が2試合連続ゴールかつここ4試合で3アシストと、前線コンビの活躍が光る。もちろん彼らの活躍も、連動した守備とそこからの素早い攻撃への切り替えがあればこそで、特定の選手の活躍に頼らないチーム総体としてのパワーで勝点を積み重ねている状況。しかし、前節から中2日で迎える今節は、その前線コンビを含めて先発メンバーの大幅な変更の可能性があり、パワー維持に若干の不安があるのも事実。ただ、池元 友樹と鈴木 国友の前線コンビも明治安田J2第3節からの2連勝で大きな活躍をした実績を持つし、そのほかのポジションの選手も質の高いトレーニングを積んでそれぞれがレベルアップを図っており、総力でこの厳しい戦いを乗り切れる地力はあると見ていい。
一方の金沢は前節・愛媛戦で0-3から一気に4点を奪って大逆転勝利を収めており、その勢いはかなりのものと想像できる。こちらも連戦により前節の勝利でノッているはずの選手をどれだけ先発で使えるかがポイントになりそうだが、北九州よりも前節からの試合間隔が1日長いのはアドバンテージになり得るか。ただし、スキを突かれる、あるいはミスから失点を重ねるという課題克服の意識をどれだけ持てるかが大事。今節の相手は10試合中5試合が無失点と守備も堅い北九州なので、第10節終了時点で徳島(20得点)に次いでリーグ2位となる得点力(18点)を有するとはいえ、ゴールネットを揺らすのは簡単ではないと予測できるからだ。それでも、得点ランク2位のルカオ(6点)と加藤 陸次樹(3点)の2トップが2試合連続得点中で、彼らの存在は心強い。
前線に好調なコンビを有するチーム同士の戦いは激しい打ち合いとなるのか、それとも……。
[ 文:島田 徹 ]