栃木は前節、ホームで岡山に2-1で勝利。2分に先制を許しながらも26分に明本 考浩が自ら奪ったPKを決めて同点とすると、引き分けが濃厚と思われた後半アディショナルタイムの90+4分に柳 育崇が頭で押し込み、ホームで劇的な逆転勝ちを収めた。今季二度目の2連勝、これで4戦負けなし、順位は9位まで浮上した。
11試合で喫した失点数は『7』と堅調な守備は続けられており、あとは攻撃のバリエーションをいかに増やすかが目下の課題。だが、前節は今季初めて複数得点を挙げるなど上向いている兆しはある。
中3日で迎える5連戦の3戦目、再びホームで戦えるメリットはある。だが、今節対峙する愛媛には昨季連敗。栃木がJ2に復帰した2018年から数えて4回対戦しているが、1分3敗と勝ちがない。チーム状態が良いいま、愛媛から勝ちを収めることができるか。連勝街道をひた走るためにも大事な一戦となる。
一方、アウェイに乗り込む愛媛は前節、ホームで山形と対戦し、32分に失点を喫してそのまま敗れた。得点力のある愛媛だが、無得点に終わったのは今季三度目。長沼 洋一は「最後のクオリティーが足りなかった」と振り返る。ボールを握れており、チャンスも作れていたが、ゴールが遠い試合だった。川井 健太監督は「選手は勝てていないという状況の中、最後まで勝ちにいくことをあきらめずにやり続けてくれたことは収穫。そこは次につなげていきたい」と前を向く。
3連敗で8試合勝ちなしという苦しい状況だが、攻撃の形は作れているだけに、ゴールを奪い、常に先手をとりながら試合を有利に進めたいところだ。
[ 文:鈴木 康浩 ]