一方、徳島は大きくメンバーを替えることなく5連戦の2試合を戦って連勝中。中3日の3連戦目でメンバーを大きく替えるのか、基本的なメンバーを替えずに臨むかは、甲府の伊藤 彰監督ならずとも興味が湧く点。甲府はリーグ戦再開後の新しいスケジュールが出た段階で総力戦と読み、全員で戦うことを伝えて自覚を促してきた。勝ち切れない試合も少なくなく、引き分けが6試合とリーグ最多タイも、11試合で負けは1試合と結果を出してきた。前節の琉球戦はターンオーバーで勝利しており、ここ最近増えた追いつかれての引き分けの悔しさや経験が生きた。
甲府は大きく分けて連戦の奇数試合と偶数試合でメンバーが違うが、5連戦の前には3連戦が二度あったので奇数試合のほうが多く、疲労度が高いメンバーは少し出てきている。そこで偶数試合のメンバーをうまく組み合わせて2位の徳島をどう迎え撃つのか、伊藤監督の判断が注目される。
両者は昨季、J1参入プレーオフで対戦。1-1で引き分けも、リーグ戦の順位が下の甲府は徳島の前で力尽きた。プレーオフのメンバーの多くは移籍してほとんど残っていないが、あの試合に出場できなかった、メンバー入りを果たせなかった選手は多く残っており、徳島とは決着をつけたいところ。順位うんぬんを言う時期ではないが、徳島はJ1昇格争いのライバル。無敗だった首位・長崎に3-1で最初に土をつけたチームでもあるので、強い徳島に勝って自信をつけられるか。甲府は昇格争いのど真ん中に入っていく勢いをつける勝利を手にしたい。徳島は4ポイント先を走る長崎に独走態勢を作らせないためにも連勝を伸ばしたい。
[ 文:マツオ ジュン ]
