栃木は前節、アウェイで琉球と対戦して2-2のドローで終えた。中2日、高温多湿という環境下での戦いは予想どおりタフなものとなり、ここまで走り勝つことを標ぼうしてきた栃木だったが、田坂 和昭監督が言うように「今季初めて後半に疲労の色が見えた」試合となり、後半は劣勢を強いられた。
それでもスタメンを7人入れ替えながら、榊 翔太や有馬 幸太郎、黒﨑 隼人がそれぞれの持ち味を発揮。チーム一丸となって勝点1を持ち帰ることができたことを選手たちは前向きに捉えている。
これで6試合負けなし。疲労の色がないわけではないが、5連戦の最終戦となる今節も“走り勝つ栃木”を前面に押し出す戦いを見せるだろう。
一方、アウェイに乗り込む福岡は前節、ホームで水戸と対戦し、試合終盤に失点を喫してそのまま敗れた。これで3連敗。試合後には長谷部 茂利監督が「前半からチャンスは何回かあったので、そういうところで決め切る力があれば結果は変わるし、試合の流れももっとよくなる」と総括。直近3試合で奪ったのは1ゴールのみで、目下、チャンスを決め切る質が問われている。
栃木はリーグ最少失点の堅い守備網を誇るだけに、堅い試合展開が予想されるが、ここでゴールをこじ開けることができれば指揮官の言うとおりに流れは良くなるだろう。前節後、3連敗という結果に対して石津 大介は「選手一人ひとりがポジティブな発言をしていかないと、厳しい流れを変えることはできない」と話しており、危機感が募る中で迎える5連戦の最終戦は、福岡が上位に食らいつくための正念場となる。
[ 文:鈴木 康浩 ]