水戸は前節、首位・長崎相手に押し込まれながらも、粘り強く戦い、一時は逆転する展開に持ち込んだ。しかし後半、長崎の勢いに押されて、再度リードを許してしまった。終盤は猛攻を仕掛けて再三長崎ゴールに襲いかかったものの、相手GKの好守に阻まれて決め切ることができず、敗戦を喫した。今季初の連勝、そして首位撃破を期して「スペシャルなゲーム」(秋葉 忠宏監督)と意気込んで挑んだだけに、悔しい敗戦となった。
ただ、「首位のチーム相手に堂々とアグレッシブに最後まで勝負にいったことは素晴らしかった」と秋葉監督が振り返ったように、首位チームをあと一歩まで追い込んだ戦いぶりはチームとしての力を示したと言える。結果がなかなかついてこなくて、苦しい状況が続いているものの、自分たちの力を信じて今節に挑みたい。
対する愛媛は前節、大宮を相手にきっ抗した展開に持ち込み、終了間際にPKを獲得。横谷 繁が冷静に蹴り込んだ直後に試合終了の笛が鳴り響くという劇的な形で11試合ぶりの勝利を手にした。10試合勝利から見放されていたものの、スタイルを崩すことなく、ポゼッションサッカーを貫いてきた。その結果、大宮戦で勝利につなげることができた。今節、勢いを持ってアウェイに乗り込む。
水戸のハイプレスと愛媛のビルドアップ。どちらが上回るかが今節の勝敗を握るポイントとなるだろう。両チームが貫くスタイルのぶつかり合い。今季二度目の5連戦にはずみをつける勝利を手にするのは果たしてどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]