北九州は多くのことがうまく絡み合って良い結果につながっている状態で、小林 伸二監督も「前の選手の調子がよく、点が取れているのは後ろの選手がうまくラインを押し上げ、うまくボールを持ち出しているから。ここ8試合で複数失点がないのは前の選手が頑張ってプレスを掛けているから」と話す。攻守両陣がそれぞれを支え合う、まさにチーム一丸となって戦えていることが好調の最大要因と言えるだろう。
一方の千葉は尹 晶煥監督の下、今季は守備をベースにしたチーム作りと試合運びをしている。前節までの5連戦の3連勝は堅く守って、効果的にゴールを仕留めるという目指すスタイルで勝点を重ねたが、その後の2連敗を含めて、これまで勝点を獲得できなかった試合は守備と攻撃の連結がうまくいかないパターンだった。攻守に安定したつながりがあるかどうか、それが両チームの現状を分ける1つの理由になっているのかもしれない。
今節の対決の構図は、北九州の攻撃力と千葉の守備力となりそうだ。北九州は4バックと4人の中盤でがっしりと組む千葉の守備ブロックを、うまくライン間のスペースにボールを出し入れしながら広げるという作業を、相手のカウンターを警戒しながらできるかどうか。千葉は北九州の揺さぶりに連動してスペースを消して耐え、カウンターへの契機を逃さずつかめるかどうか。そのあたりが勝敗を分けるポイントの1つになるのでは。
[ 文:島田 徹 ]


