金沢は勝ちと負けをほぼ交互に繰り返し、3点差を逆転した試合もあれば6失点を食らう試合もあるなど、浮き沈みの激しい8月となった。その中で加藤 陸次樹が4試合連続を含む6ゴールと大暴れ。前節の山口戦でもディフェンスラインやマーカーとの駆け引きに勝ち、うまいタイミングで裏に抜け出して2ゴールを決めた。ルカオが途中で離脱した中でチームトップの7ゴール目を決め、ルーキーながら頼もしい存在となっている。
琉球は8月シリーズの冒頭で連勝を飾ったが、最後は連敗で終え、ここ3試合は勝ちがない。8月を迎えるまでは無失点ゲームがなかったが、8月は二度の完封勝利を収めている。しかし前節の山形戦では今季三度目の4失点で完敗。樋口 靖洋監督は「僕らの集中力が欠けたところ、あるいはちょっとしたズレ、ミスといったところで全部やられていた。本当に与えなくてもいい4失点だった」と振り返った。それ以前の試合でも「もったいない試合」、「勝ち切らなければいけなかった試合」とコメントしており、納得のいかない試合が続いているようだ。最近は低い位置で奪われての失点が目立っていて、金沢もボール奪取に特徴を持つチームだけに、いかに琉球らしくつないでいけるかがカギとなりそうだ。
ここからのホーム3連戦で勢いをつけたい金沢と、ここからのアウェイ2連戦でズルズルいかないために連敗を止めたい琉球。9月は8月を上回る8試合が予定されており、文字どおりの長月がこの一戦から始まる。
[ 文:村田 亘 ]