では、両者の状況を見ていこう。
徳島は北関東3連戦を戦っている最中。前節・水戸戦に続き、今節・群馬戦。そして、次節はアウェイで栃木戦という流れ。水戸戦を控えた中で田向 泰輝が「あらためて北関東の3チームを見ると、どこも曲者というか……。一筋縄ではいかないチームばかりだなという印象」と言及していたが、水戸戦は悪天候の影響もあったとはいえ、自分たちの良さを出せずに完敗。次は群馬戦。徳島には岩尾 憲や垣田 裕暉といった群馬県出身の選手もいる。試合内容と直結する要素ではないが、そういう角度から観戦するのも一興だろう。現在2位との勝点差は『5』で、勝点30で3位につける。前節の敗戦でいったん流れは切れたが、もう一度勝利して流れを呼び込みたい。
一方、J2復帰初年度となる群馬は勝点13で21位と苦戦が続く。その要因に目を向けると、失点数30でリーグワーストという守備面での課題が顕著な数字として表れている。特に流れの中での失点が多い。しかしながら、直近5試合は2勝1分2敗と復調の兆しもうかがえる。その中心となっているのが、今季から加入した大前 元紀。先日記念すべきJリーグ通算100ゴール目を決めたばかりだが、やはり確かなクオリティーがある。また、そのほかにもセットプレーの名手である宮阪 政樹、経験豊富で“ロングスローはほぼCK”の岩上 祐三もいる。ジワジワと結果をつかみ始めた現状を維持しながら勝点を積み上げていけるかどうか。
勝利に値するパフォーマンスを発揮するのは、徳島か群馬か。間もなくキックオフ。
[ 文:柏原 敏 ]


