今節で今季二度目の3連勝を狙う福岡だが、長谷部 茂利監督は現状に満足しておらず、前節・山形戦後には「勝ったことは評価できるが、もう少しチャンスとシュートの回数を増やさないといけないし、ハーフウェーライン付近でボールを奪う回数を増やさないといけない」と具体的な課題を挙げて気を引き締めている。「良い守備から良い攻撃へつなげる」ことをテーマに戦う福岡にとって、前向きな守備を効果的に行えるかどうかがスタイル実践の肝でもある。中止となった明治安田J2第9節・大宮戦が9月16日に組み込まれたことで11連戦を戦うことになった福岡は、前々節の山口戦と前節の山形戦は疲労を考慮して先発を大幅に入れ替え、その上で2連勝という結果も残した。コンディション調整がうまくいっていることに加えて、気温も下がる季節になったことで、選手の足もきっとよく動くはずで、良い守備の実践を期待できるのではないか。
一方の町田は、福岡と対照的に5連戦の4戦目となる前節の金沢戦まで先発を固定して戦った。そうすることで攻守における細かい部分の連係はより深まったように見えるが、選手のコンディションはどうなのか。4連勝のあとの金沢戦を引き分け、連勝が止まった要因をランコ ポポヴィッチ監督がどう読み解くのか。もし、選手の疲労が影響しているのなら、攻守におけるハードワークが持ち味である町田にとって“足が止まる”ことは致命傷になりかねない。それとも、足の動きの鈍さは、深まってきた連係力で十分にカバーできると踏むのか。そのあたりの指揮官の判断は注目点の1つになりそうだ。
過去のリーグ戦対戦成績は3勝2分3敗の五分。一歩先んじるのは12位の福岡か、それとも9位の町田か。
[ 文:島田 徹 ]


