今季からスペイン国籍のアルベルト監督を迎えて、「ボールを愛し、ボールとともに試合を支配するサッカー」を目指してきた新潟はスタイルをブレずに追求し、完成度を高めてきた。
前節までの5連戦は上位2チームと相まみえ、明治安田J2第16節では長崎に2点先行されながらも追いついて2-2で引き分け、前節は北九州に1-2で惜敗した。
「力が劣っているとは思わない。良くない時間帯に失点したり、ビッグチャンスで決められないのがウチの勝負弱さ」と振り返るのは渡邉 新太。今季はFWでの起用が続き、「監督からはペナルティーエリア内で仕事をしてほしいと言われている。出続けることで嗅覚や感覚も研ぎ澄まされてきた」とここまで7得点を積み上げている。
それに続く5得点を挙げているのは、ファビオと本間 至恩だ。ファビオは前節で第6節以来のゴールを決めた。コンディションも徐々に上がっており、チームの決定力不足を救う救世主となる。本間は直近の5連戦で3得点を挙げるなど成長著しい。「結果に絡むことで自信も出てきた」と中央の密集に潜り込んでシュートを打てるようになっている。
徳島はここ3試合負けなし。群馬、栃木に完封で連勝したあと、前節は金沢と対戦。河田 篤秀のゴールで先制したものの、1-1で引き分けた。得点源の垣田 裕暉はここまで7得点。続く河田が5得点。前節は負傷で途中交代となったが、古巣対決となる新潟との対戦は、サポーターも注目する点だろう。
今節から収容制限はスタジアム収容率の30%に緩和される。これまでも上限の5,000人に近い人数が来場していたデンカビッグスワンスタジアムだが、シーズンパスも適用されるため、今節はより多くの観衆が見守る中での一戦となるだろう。
互いに積極的にゴールに迫り、拍手が湧き起こる熱い戦いに注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

