京都がアウェイで戦った前節・甲府戦は0-0のドロー。互いに集中したディフェンスを見せ続けた我慢比べの展開の中で、最後まで相手にゴールを許さず、第17節・千葉戦から続くクリーンシートを4試合連続にまで伸ばすことに。連勝こそ『3』でストップしたが、「ポジティブに捉えられる勝点1」(實好 礼忠監督)、「勝点1は決して悪くない」(ヨルディ バイス)と、監督、選手ともに納得の表情を見せるゲームだった。
今節の対戦相手はハードワークが売りの栃木。京都にとってゲームのポイントとなるのは、まずは相手の運動量や激しさに動じず、安定している守備組織を乱すことなく戦い続けること。その上で、6勝2分と好調が続く本拠地・サンガスタジアム by KYOCERAの勝ち運を味方にゴールを奪い切り、再び連勝ロードの歩みをスタートさせたい。
一方の栃木は前節、磐田との接戦を3-2でモノにした。タレント軍団の磐田に二度のリードを許しながら最後に打ち勝ったゲーム内容を、田坂 和昭監督も「非常によく走れていた」と高く評価。順位を今季ベストに並ぶ7位まで浮上させ、上り調子で京都に乗り込む。
特に注目したいのが、前節で決勝点を決めた柳 育崇だ。本職はCBだが、栃木では切り札として前線に投入されることが多く、今季挙げた3ゴールすべてが90分以降の交代出場から決めている。それも、3得点ともチームに勝点3をもたらした決勝点であり、まさに“ジョーカー”としての働きを見せている。今節も終盤までもつれる展開になるなら、栃木の背番号23が勝負を左右するキーマンとなりそうだ。
[ 文:川瀬 太補 ]

