このところ攻守に安定した戦いを見せている京都だが、20歳の福岡 慎平、18歳の谷内田 哲平の、若いMF2人が前節で躍動した点も明るい材料だ。逆転ゴールとなったチームの2点目は、インサイドハーフでコンビを組んだ2人で決め切ったもの。ドリブルで仕掛けた谷内田がプロ初アシストを、それをダイレクトで叩き込んだ福岡が今季初ゴールを記録する活躍に、實好 礼忠監督も「2人とも素晴らしかった」と目を細める。今節も続けて活躍すれば、2人の俊英はチーム内でますます重要な存在となる。
一方、優勝候補に挙げられていた大宮は、15位と不本意な成績で後半戦初戦を迎えている。特に深刻なのが、17得点とJ2ワーストタイの少なさを記録している攻撃面。ホームに徳島を迎えた前節も、前半に2点のビハインドを負いながら後半は攻勢に転じたが、反撃は1点止まりで敗戦。実に11試合遠ざかっている複数ゴールをなんとかもぎ取り、チーム全体の自信を取り戻したいところだ。
なお、この両チームは9月2日の明治安田J2第16節で対戦し、大宮が1-0で勝利。しかしその対戦後の成績は京都が4勝1分、大宮が3分3敗と明暗がハッキリ分かれている。現在の調子がピッチにそのまま表れ、京都がリベンジを果たすのか。あるいは大宮が反転攻勢のきっかけをつかむのか。そういう視点でも注目してみたい。
[ 文:川瀬 太補 ]

