琉球は前節、敵地で松本と対戦。風間 宏矢の2ゴールをはじめ阿部 拓馬、小泉 佳穂、上原 慎也、田中 恵太がそれぞれゴールを決め、大勝に導いた。
「選手たちが前向きにハードワークしてくれた結果」と樋口 靖洋監督が評したように、守備ではラスト3分の1のエリアでボールに寄せる強度を高め、相手に決定機を与えず。そして「自分たちからアクションを起こすというサッカーが前半からできた」(風間 宏矢)ことと、「切り替えが良かった」(田中)ことが相まって、セカンドボールを拾って主体的にボールを動かし、主導権を握り続けた。
ただ、後半にミドルシュートにより相手にゴールを奪われ「1失点は余計だった」と田中は唇をかむ。樋口監督も「もう一歩寄せ切れなかったことがまた出てしまった」と悔やんだ。前半戦は10敗し、そのうち5試合が1点差ゲーム。1点の重みを知っているだけに「見つめ直したい」と指揮官は気を引き締める。
対する千葉は前節、山口と対戦。相手の2倍となる12本のシュートを放ったものの1-2で敗れ、3連勝とはならなかった。「クサビからスペースに走るプレーはあったが焦りからミスにつながり、後半体力が落ち集中力が切れてしまった」と尹 晶煥監督。続けて「タイトな日程の中でゲームの運び方をうまく使えないといけない」と、指揮官はあらためてプランニングの重要性を説く。
2月の開幕節で対戦した際は、千葉が開始わずか1分に米倉 恒貴のゴールで先制し、その後守り切って勝利を収めている。沖縄県出身の田口 泰士が攻撃の起点となり、しっかりとした守備とサイドからの攻撃、そして2トップの迫力でシュートまで持ち込む千葉に対し、琉球は相手よりも早い攻守の切り替えを追求し、長短のパスワークを駆使して攻撃姿勢を高めて開幕節のリベンジを果たしたいところだ。
[ 文:仲本 兼進 ]
