北九州は前節の“福岡ダービー”で0-2の敗戦、2位の座を福岡に明け渡すことになった。その敗戦で4戦未勝利、明治安田J2第7節から第15節で記録したクラブ記録の9連勝を挙げたころの勢いが見られないことが気になる点。とはいえ、福岡戦と前々節・町田戦では少し弱まっていたアグレッシブな姿勢と多彩な攻撃が「戻った」と小林 伸二監督も話している。特に“福岡ダービー”では福岡が狙いとする前線からのプレッシングをあきらめさせ、セットした守備を強いるだけの威力と迫力を備える攻撃を展開。指揮官の言葉を裏付けるパフォーマンスを見せた。
負傷により3試合を欠場しているディサロ 燦シルヴァーノの戦列復帰が待たれるが、仮に間に合わなくても、7ゴール7アシストの町野 修斗の動きは相変わらず良いし、福岡戦が累積警告による出場停止となり、悔しい思いをしたはずの髙橋 大悟の奮起も期待できるので、4試合ぶりとなるホームゲームで5試合ぶりの勝利を期待できる。
一方の群馬は最下位に沈んでいるものの、前節・千葉戦は前半半ばに田中 稔也が挙げた得点を守り抜き勝利。連敗を『3』で止めて良い雰囲気でこのアウェイゲームに臨める。チームの大黒柱である大前 元紀を欠いた中での勝利という点において攻撃陣も自信を持てたはず。展開としては北九州にボールを握られる時間が長くなりそうだが、サイドハーフ、SBに攻撃力が高い選手がそろっているので、SBが高い位置を取る北九州に対する“定石”ともなっているサイドを起点に繰り出すカウンターには期待が持てそうだ。今季三度目の2連勝も十分に狙える。
[ 文:島田 徹 ]


