新潟は5試合負けなしで3連勝中。ボールを保持して試合を支配するスタイルをベースに持ちつつも、ビルドアップが持ち味のチームに対しては前線からの激しいプレッシングで圧倒し、5枚で守るチームに対しては高木 善朗がブロックの間で起点を作るなど、選手起用や交代も含め、アルベルト監督の采配がうまくハマっている形だ。苦しいゲームでも最後は体を張って失点を防ぎ、泥臭く勝ち切る勝負強さも備わりつつある。
また、ピッチ内ではうまくいかないときに対応を変える臨機応変さも表現できるようになった。それにより、直近2試合では鄭 大世のハットトリックをはじめ、中島 元彦、堀米 悠斗の加入後初ゴールも生まれるなど、得点力不足という課題も解消の兆しが見えている。
対する福岡は10連勝中でクラブ記録を更新中。連戦の中、ここ2試合ではフアンマ デルガドが3得点を決めて、チームに勝利をもたらしている。高さと強さ、うまさを備えたFWの存在は、前回対戦でも新潟にとって脅威となった。また6日に山形から加入し、前節途中出場した山岸 祐也も新たなアクセントを加える存在となりそうだ。
今節はアウェイ4連戦の2試合目。1つの山場となるこの一戦で、長谷部 茂利監督の采配も見どころの1つになるだろう。
8月29日に行われた前回対戦は1-0で新潟が勝利を収めているが、そこから互いに自信と一体感を増して迎える一戦。J1昇格を目指し、勝利を譲れないチーム同士、白熱の試合に注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

