愛媛戦では、東京Vとしては珍しくその前の試合からスタメンを6人入れ替えて臨み、ここまで出場機会が多くなかった新井 瑞希や澤井 直人らが活躍。「誰が出ても同じレベルのサッカーができる」という永井 秀樹監督の理想が表現されたことも明るい材料だ。中2日で続く連戦を前に、藤田 譲瑠チマら主力に休養を与えられたことも大きい。
一方の栃木は前節、山形に0-1で敗戦。これで後半戦に入って1勝1分3敗と調子を落としている。ここ4試合は未勝利で得点もゼロ。ただその間の失点は『3』、総失点も『23』とリーグ3位の堅守は健在だ。東京Vも総失点25とリーグ4位タイの守備を誇るだけに、今節は互いの攻撃力が試される一戦となる。
両者の攻撃は、これ以上ないくらい両極端のスタイルだ。ボール支配率リーグ1位で、「理想は支配率80%以上」(永井監督)という東京V。対して栃木はボール支配率リーグ最下位で、自らがボールを持たない戦いを極めようとしている。果たして相手にボールを持たせず、自らがボールを持ち続けることが勝利につながるのか。ボールを持つよりも、とにかく早く相手ゴール前にボールと人数を送り込むことが有効なのか。両極端のスタイルの激突に注目だ。
[ 文:芥川 和久 ]
