「相手の動きを分かっていながらやられたという部分で非常に残念」と琉球・樋口 靖洋監督。栃木が繰り出す強度の高いハイプレスとショートカウンターに手を焼き、思うように攻めに出ることができなかった。
何より、立ち上がりに失点するという課題を修正できなかったことが最後まで尾を引いた。過密日程で疲れが残り、体が重い状況であるのは致し方ないが、開始早々から追いかける展開となるとやはり苦しい。チームとしての忍耐力を見せられるかも、勝点3を手にするためには重要となる。また前節、今季初ゴールを奪った沼田 圭悟は「共通意識的なところで全員が合っていなかった」と課題を話している。後方からしっかりつなぐのか、それともセカンドボールを狙うのかといういくつかの選択肢において、相手の状況に合わせてオーガナイズできるかも勝敗のカギとなりそうだ。
対する京都は、3連敗の状況で迎えた上位・北九州戦で1-0の勝利。ピーター ウタカを頂点に置き、これまで1枚だったボランチを2枚にした[3-4-2-1]システムで臨むと、横浜FMから期限付き移籍で古巣に戻った仙頭 啓矢が決勝点を生み出し、浮上のきっかけを作った。しかしこの試合で攻守のキーマン・ヨルディ バイスが負傷退場しており、琉球戦の出場は微妙な状況。この事態に實好 礼忠監督がどのように対応するか、手腕の見せどころとなる。
前回の両者の対決は約1カ月前の明治安田J2第19節。序盤からハイプレスを仕掛けた京都が1-0で勝利している。過去の対戦でも京都の2勝1分と琉球に対して相性が良い。しかし琉球にとっても地の利を得るホーム戦で負けられない。前回の松本戦に続き、ホーム戦連勝となるか。
[ 文:仲本 兼進 ]
