チーム状態が上向くきっかけとなった試合の1つが、フクアリで戦った明治安田J2第20節の千葉戦だった。2分に川又 堅碁に先制点を奪われ、14分には鳥海 晃司に追加点を許した。試合展開はまったく褒められたものではなかったが、2点のビハインドを取り返すべくみんなで出力を上げてゴールへ向かい続け、後半は一方的と言ってもいい展開に持ち込んだにもかかわらず、84分に山本 大貴がゴールをこじ開けるのが精一杯だった悔しさが、チームにさらなる力をもたらすことになったのだ。
ディフェンスラインを支えるベテランの後藤 圭太は言う。
「千葉戦くらいからチームが良くなっている感覚がある。千葉戦は前半に2失点したあと、後半はずっと自分たちのペースだったけど、あれだけ攻めても1点しか取れなかった。本当に悔しかったし、みんなももっと前に行く力を出さないといけないと感じたと思う。その後の試合から前に行くパワーがすごく出てきた」 シティライトスタジアムに千葉を迎える岡山は、フクアリでの試合よりも力強く前へ突き進んでいく姿を見せてくれるに違いない。
対して千葉は苦しい10月を過ごした。戦績は1勝2分3敗。得点力に苦しんで無得点に終わった試合が4試合あり、前節の福岡戦も10分の失点が決勝点となって0-1で敗れている。今節はゴールへ向かっていく推進力を発揮していきたいところだ。
[ 文:寺田 弘幸 ]
