好調のうちに10月を終えた山形にとって、11月最初の試合となった前節・京都戦は思わぬ大敗となった。スコアでも0-3と差をつけられたが、内容的にも得意とする素早いパスワークが発揮できず、不完全燃焼に終わっている。山形にとっての生命線は、全体のコンパクトさだ。選手同士が近距離でサポートし合えるからこそ、ショートパスがテンポよく回り、守備への切り替えも効果的になる。自分たちが得意とするそうした状況をいかに作れるか。仕切り直しの一戦となる今節、複数得点で3連勝中のホームで、山形らしさを取り戻す。
新潟は前節、東京Vと対戦し、二度のリードを許しながらいずれもCKから追いつき、ドローに持ち込んだ。先発したGK小島 亨介の「足の違和感」により、GKが藤田 和輝に代わった後半開始早々に失点するという、浮き足立ってもおかしくない状況の中、勝点1を獲得した。新潟はこれで3試合連続のドロー。勝ち切れない試合が続いているが、勝利に変換できそうな手ごたえとともに今節に臨む。
前回対戦の明治安田J2第6節は新潟のホームで行われ、1-1。前半に山形が先制し、後半に新潟が追いついている。互いにメンバーをほぼ固定して戦う中、今節は山形が野田 裕喜、新潟はマウロ、ともにCBが出場停止となる。中盤でショートパスをつなげるチーム同士の対戦、それを封じる守備の激しさも含めて局面では見ごたえのあるバトルが展開されそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
