福岡は久しぶりの連勝を逃したことで首位・徳島との勝点差が『3』に広がり、3位・長崎との勝点差が『2』に縮まった。これをプレッシャーとして感じるのか、良い緊張感として士気の高揚へと変えるのか、長谷部 茂利監督の選手へのアプローチと選手自身の気持ちの持ちようが今節の戦いにおけるポイントの1つになりそう。また、前節では守備面の連動性やボールへの寄せなど、堅守を支えてきた基礎部分が十分に発揮されていなかった印象。それを疲労の影響と取るのか、意識の問題と取るのか、指揮官がどう判断するかも含めて、守備面の修正と改善を中2日の準備でどこまで、どのようにできるかは、攻撃力が売り物の琉球が相手だけに大事になるだろう。
一方の琉球は、明治安田J2第29節・京都戦、第30節・大宮戦で深めていた守備力向上の自信を、前節の無失点勝利でさらに深めた印象。その上で、山口戦で追加点を奪えるチャンスがありながらそれがかなわず、1得点で終えた攻撃面を前向きに反省できる良い状況を、今節にどうつなげることができるかが見どころの1つになる。特に堅守を誇る福岡が相手である今節で勝利を収めるには、いかにして得点を奪うかが重要なカギ。前節でうまく守備が機能したなかった反省を受けて、福岡が守備により意識を傾けることも予想されるため、特にアタッキングサードに入ったときのスピード感、アイディア、精度は重要性を増してくるはず。次節・長崎戦、その後の北九州戦と、九州勢相手の3連戦で着実に勝点を重ねる上で、その初戦となる今節の内容と結果は大きく影響してくるはずだ。
[ 文:島田 徹 ]


