山形は11月から始まったこの連戦で、出だしは2連敗とつまずいたが、その後は2連勝と持ち直している。5得点を挙げた前々節・千葉戦のあと、前節・大宮戦は2-1。ヴィニシウス アラウージョの10得点目で前半に先制。後半早々に追いつかれたが、78分のPKで勝ち越した。首位・徳島との勝点差は『20』、2位・福岡との差は『17』と現実的に今季のJ1昇格はかなり厳しい位置にいる。しかし、連勝で順位を上げたこのタイミングで、今節は徳島、次節は福岡との対戦が組まれている。大きなモチベーションとともに今節に臨む。
徳島はこの5連戦でここまで4連勝。これまで3連勝はあったが、その壁を越え、今節で勝てば5連戦パーフェクトとなる。5連戦初戦の明治安田J2第30節・群馬戦は0-2から3得点で逆転。後半アディショナルタイムに決勝ゴールが生まれるギリギリの逆転劇だった。しかし、その後の3試合はすべて先制に成功。磐田戦、東京V戦では前半で追いつかれながらその後に突き放し、前節・栃木戦は前半こそ相手の守備に苦しんだが、後半はオウンゴールも含めて2得点。戦況をじっくり見極めながら勝負のツボを逃さない試合巧者ぶりが際立っている。
前回対戦は第9節。徳島がいくつもの決定機を作りながら0-0で推移したゲームに決着をつけたのは74分、西谷 和希のクロスから垣田 裕暉のゴールだった。ボールを握り、パスで崩すスキルを持つ両チーム。5連勝か、首位討ちか。連勝を続けられるのは1チームのみとなる。
[ 文:佐藤 円 ]
