ホームの山口は、下位対決が続いた直近の4試合で1分3敗。勝点を積み上げられず、逆に引き離されるという苦しい状況に陥った。だが、前節の町田戦でも狙いとする攻撃の形は何度も作り、目指すサッカーは体現できている。あとは最後の精度を少しでも高めて順位を上げる勝点を獲得したい。
一方の福岡は、直近の5試合を3勝2敗。一時の勢いは衰えてきたが、連敗することなく着実に勝点を積み上げている。前節の琉球戦では10月に加入した山岸 祐也が移籍後初ゴールを含む2ゴールを挙げて3-1で快勝。長谷部 茂利監督は「自分たちで結果を出していけば(優勝やJ1昇格を)つかめるんだという気持ちでやっている。そういう気持ちを選手たちからも感じる」と話し、目標達成に向けてチーム一丸となっている。
両者の前回対戦は9月5日の明治安田J2第17節で、この試合に勝利した福岡がここから12連勝を達成した。福岡を波に乗せてしまった山口としては、ここで雪辱を果たしてJ1昇格争いを面白くさせたいところ。霜田 正浩監督は「福岡が有利だと誰もが思うだろうが、僕らが今取り組んでいることがちゃんとできれば勝機は十分ある」と話す。
日曜午後の隣県対決となるこの試合には多くのファン・サポーターが集まりそうだ。いまの順位やこれまでのデータは参考にならないような熱い戦いを期待したい。
[ 文:田辺 久豊 ]


