徳島、福岡を追い、激しいJ1昇格争いを繰り広げている長崎。前節はホームで岡山と対戦した。チームのスタイルであるボールポゼッションで岡山のプレスを無効化。主導権を握ると、前半に氣田 亮真が2得点を挙げてリードを奪う。後半には富樫 敬真、エジガル ジュニオ、ビクトル イバルボが得点を重ね、終わってみれば5得点。守備でもほとんど相手に決定機を作らせずに無失点と、完勝と言える内容で4連勝を記録している。これでホームでの直近4試合で16得点となり、1試合平均4点という驚異的な得点力を発揮している。
一方の琉球は前節、アウェイで福岡と対戦。前半に先制を許すと後半にも中盤でのミスからカウンターを浴び、0-2。さらに、CKからも失点。終了間際にCKの流れから田中 恵太の得点で一矢報いるのが精一杯で、連勝とはならなかった。チームスタイルである攻撃的な姿勢は発揮できている一方、課題は決定力。ここ2試合、チーム最多得点を挙げている阿部 拓馬が欠場しているだけにエースストライカーの動向は気がかりだ。
今季、開幕から4連勝を果たした長崎だが、5連勝を懸けて戦ったのが今節の相手、琉球だった。先制するも追いつかれ、1-1で引き分け。開幕からの快進撃を止められた相手でもある。偶然にも、今回も4連勝中というタイミングで再び対戦することになった。昇格争いにおいて追いかける立場である長崎だが、過去の自分たちを乗り越えるという意味でもこのタイミングでの琉球戦は絶好の機会だろう。同じ轍を踏むわけにはいかない。
5連勝で長崎がさらに勢いを加速させるか。それとも、琉球が止めるのか。
[ 文:杉山 文宣 ]