山形は前節、2位・福岡と対戦し、1-1のドロー。前半、エース・ヴィニシウス アラウージョの今季11得点目のゴールで先制したものの、後半に追いつかれた。石丸 清隆監督は「自分たちのポジショニングとパスの質とか、そういった一つひとつのズレが全体として自分たちの疲労感を生んだかなと思っています」と振り返る。前々節、首位・徳島戦での敗戦に続き、上位との対戦で勝点3を奪えず、勝点差はさらに開いたが、複数得点が可能な攻撃力は備えている。プレーの質を高めながら結果に結びつけるチャンスはあと7試合。一瞬も無駄にできない試合が続く。
金沢の前節・新潟戦は、契約上の関係で長谷川 巧、渡邊 泰基が出場不可となった。0-0で折り返した後半、鄭 大世に個で持ち込まれて失点。67分に本塚 聖也のJ初ゴールで追いついたが、その3分後に再び突き放されている。特に気になるのはシュート数。公式記録では全体で2本、前半は0本に終わっている。「守備に関しては狙いを持ってボールを奪えている」と柳下 正明監督。金沢が本来持つ、守備から攻撃への鋭さを取り戻せるか。J2昇格後の最高順位である、昨季11位を上回るチャンスはまだ残されている。
[ 文:佐藤 円 ]
