前節、ホームに松本を迎えた3位の長崎は、前半の終盤に玉田 圭司の鮮やかなミドルシュートで先制。追加点を奪うことはできなかったものの、集中した守備で逃げ切り態勢を整えて、時間を進めた。しかし、終了直前、FKから失点を喫して1-1の引き分け。勝利まで本当にあとわずかというところで、勝点3が手からすり抜けていった。他会場で2位の福岡は引き分けており、勝てば昇格圏内との差を縮められただけに、痛恨の引き分けとなってしまった。
一方の新潟は前節、ホームで愛媛と対戦。前半の早い時間帯に先制を許し、その後反撃に出るも得点は奪えず。後半には2失点を喫して、終わってみれば0-3で完敗。それまでの順位で勝敗が決まるわけではないが、21位の愛媛にホームで大敗した事実はダメージが大きいだろう。こちらも昇格圏内との差を縮めるチャンスだったが、逆に差は広がり、勝点差14となった。順位も6位に降下している。今節、引き分け以下の結果に終わると福岡の結果次第で昇格の可能性が完全に消滅してしまう。新潟はまさに崖っぷちの状況に追い込まれた。
注目は立ち上がりの展開だ。長崎は慎重な入り方になる傾向が強く、自分たちの時間を作るまでに時間を要してしまう。一方の新潟も前節は序盤から劣勢となり、失点を喫している。ともにボールを握ることで強みを発揮できるチームであり、試合の入りからアグレッシブに主導権を奪いにいけるか。どちらがそこにパワーを持てるかが重要なポイントになるだろう。
[ 文:杉山 文宣 ]