岡山は5試合勝利から遠ざかっている。前節の北九州戦は先制点を許したあとに反撃に転じ、上門 知樹の2試合連続得点で同点に追いついた。しかし、勝ち越し点を奪うことはできずにドローで終わっている。
90分間を通して相手に上回られた印象を残すのは第33節の長崎戦だけで、その後は良さを発揮できている時間帯も多い。ただ、展開を難しくさせる失点が続いていて、勝利を手繰り寄せる得点を奪うこともできていない。
もっとも、それは阿部 海大がディフェンスラインで起用されていることをはじめ、有馬 賢二監督がクラブの未来も考えながら若い選手を積極的に起用しているからでもある。その中でエラーが起こることもあれば、足りない部分が表面化することもしばしば。ただ、その経験の一つひとつがクラブの今後につながっていくはずだ。ホーム最終戦となる今節は、未来を明るく照らす一戦にしたい。
対して、福岡は全力で勝点3を取りにくるだろう。1位の徳島との勝点差は『4』。3位の長崎との勝点差は『3』。ラストの5試合は勝点1の重みがこれまでとは比較にならないほど重いものになる。勝負強さをより発揮していくため、敵陣でも自陣でもゴール前での集中力を研ぎ澄ませて90分間を戦い抜きたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]


