愛媛はシーズン序盤以来の連勝で勢いをつけ、前節は敵地での大宮戦に臨むも前半だけで3失点。攻守両面で大崩れし、それ以前の2試合とは比べ物にならない失速ぶりを見せた。しかし、後半からシステム変更を行って立て直しに成功すると、試合終盤の5分間に怒とうのゴールラッシュで3得点。前半の醜態もかすむほどの猛反撃で価値あるドローに持ち込んだ。
目を見張る活躍で輝きを放っているのは丹羽 詩温、川村 拓夢、忽那 喬司の前線ユニット。ここ3戦で丹羽は3得点、川村は2得点、忽那は1得点を挙げており、お互いに好機を演出し合うなど連係面もスムーズさを見せている。前節は連戦を考慮してベンチスタートだったが、後半から3人そろってピッチに立つと、猛反撃の原動力になって躍動した。おそらく今節は好調の彼ら3人が先発に立つターン。立ち上がりから生きの良さを見せ、好スタートを切って勝機を引き込みたいところだ。
一方の京都は前節、激しいJ1昇格争いを繰り広げている長崎をホームに迎え、明治安田J2第35節の首位・徳島戦に続いて“上位いじめ”。相手のスキを見逃さないクレバーさと、粘り強い守備で耐え切って勝点3を奪い取った。
これで京都は4試合負けなし。まさに好調の波をつかもうとしているが、そこへ立ちはだかるのは今季のアウェイ戦で3勝7分9敗という典型的な“内弁慶”っぷりか。順位浮上のきっかけをことごとく失ってきたアウェイ戦で勝利への飽くなきマインドが試される。
[ 文:松本 隆志 ]