前節、琉球は岡山と対戦。前半から主導権を握る姿勢を示したものの1-1で終えた。アタッキングサード付近への進入回数を増やすも、シュートが打てなかったことが最後まで響いた形だ。
「チャンスだというときにゴール前に人がいないシーンがまだまだ見受けられる。ストライカーがいればという気もあるが」(樋口 靖洋監督) 今季13ゴールの阿部 拓馬、そして6ゴールの上原 慎也がコンディション不良により調整が続いており、本来中盤の池田 廉がFW役を買って出ている状況で駒不足は否めない。しかし、「勢いに乗ってくれれば」と指揮官が期待を寄せるのが人見 拓哉。前節は途中出場でJリーグ初ゴールを決め、生粋のストライカーとしての存在感を示している。
「どうしても廉とか(小泉)佳穂くんとか中盤の選手に頼ってしまう状況にある中、自分が生粋のFWとして違いを見せていかなければ監督も使いにくいだろうし、来たチャンスを確実にモノにする意識を強く持ってプレーしたい」(人見) リーグ序盤はケガで戦線を離脱していた大卒ルーキーが結果にこだわる姿勢を示して、浮上の起因となりたい。
対する愛媛はここ5試合で2勝1分2敗としているが、現在2連敗中。9日の明治安田J2第34節・甲府戦は序盤で2失点し、試合の流れをつかめず敗れた。横谷 繁は「イージーなミスが目立ち反省しなければいけない試合。次の試合まで時間は少ないが、ベクトルを自分に向けて練習から意識を変えていきたい」と話す。中3日で迎える琉球戦で結果を残し、苦境を乗り越えたいところだ。そして、川井 健太監督の契約満了が発表された直後の今節。今まで積み上げてきたポゼッションサッカーを披露し、攻撃志向の琉球とガチンコの試合を演じ切って勝点3をもぎ取りたい。
[ 文:仲本 兼進 ]
