ホームで徳島を迎える福岡の最年長、城後 寿が「来季のJ1を戦う準備はすでに始まっていると思う。そこで徳島とは必ず対戦するので、ここで勝っておきたい。得失点差(14点差)を考えると現実的に優勝は厳しいが、『勝つ気持ちを持って最後までやろう』という話は選手同士でしている。ホームゲームでたくさんのファンとサポーターがスタジアムに来てくれると思うので、感謝の気持ちを持って、みんなに何かが伝わるような試合をしたいし、自分もそのゲームに関われるように良い準備をしたい」と語るように、ホーム最終戦となる今節で勝利をモノにして有終の美を飾りたいとの思いはチーム内で一致しているところで、それはかなり大きなモチベーションとなりそうだ。
また、ケガによりシーズン途中で長期離脱をしながら終盤で復帰、昇格への最後の詰めで貴重な働きを見せたボランチの重廣 卓也は、「徳島を抜いて首位に立つことはかなり難しいが、優勝チームからシーズン2勝を挙げることができればうれしい」と語っている。これを徳島側から見れば『シーズン2敗の絶対回避』という思いがあるはずで、勝って福岡との勝点差を広げて、“余裕でゴールのテープを切る”という形にもっていくことは勝利に向かう十分な動機となるだろう。
福岡は39試合で先発して堅守を支えた上島 拓巳が累積警告により出場停止。徳島の攻撃力を抑える上で重要となる代役を誰が務めるのかが見どころの1つ。最近はベンチ入りが続く三國 ケネディエブスが第一候補だが、どうなるか。徳島とすれば福岡の最終ラインの揺らぎをうまく突きたいところで、特に17ゴールで得点ランク3位につける垣田 裕暉の働きがポイントに。垣田自身も1点差の2位・ディサロ 燦シルヴァーノを抜くチャンスが十分にあり、気合いが入るはず。
そう考えていくと、この一戦、気の抜けない、かなり面白いゲームになるのでは?
[ 文:島田 徹 ]


