前節、ホームに甲府を迎えた長崎だが、前半にカイオ セザールのミドルシュートで先制。しかし、後半は守りに入ってしまい、甲府に一方的に攻め込まれる展開に。セットプレーから失点を喫し、追いつかれると終盤の猛攻も実らず引き分けに終わった。同節、徳島と福岡が勝利したため3位が確定。J1昇格の可能性が消滅。試合後のスタジアムは静まり返り、ピッチに座り込んで立ち上がれない選手たちの姿もあった。逆転昇格を信じて猛追を見せてきただけに、あまりにショックの大きい引き分けとなってしまった。
一方の金沢は前節、アウェイで京都と対戦。後半に島津 頼盛のゴールで先制するも終了間際に失点。勝利まであとわずかというところで勝点3は手中からこぼれ落ちた。現在4試合負けなしだが、直近の3試合はすべて引き分け。それも追いつかれる形での引き分けとなっている。先制する形は作れているだけに、リード後の試合運びが課題となっている。順位こそ17位だが今節、勝利すれば一気に13位まで浮上する可能性があるだけに、勝って少しでも上の順位でシーズンを終えたい。
長崎にとって精神的なダメージの残る一戦から中3日での試合ということで、難しい状況であるのは間違いないだろう。それでも、手倉森 誠監督は「どうしてこれだけのサッカーができるチームが昇格できなかったのか、というだけのサッカーを見せないといけない」と選手たちに奮起をうながしている。
このメンバーで戦えるのもこれが最後。気持ちを奮い立たせ、勝利で今季を締めくくりたい。
[ 文:杉山 文宣 ]