ホームで開幕を迎える長崎は昨季の明治安田J2で23勝11分8敗。勝点80を獲得したが3位に終わり、J1昇格にあと一歩及ばなかった。3位という順位ながら手倉森 誠監督からの交代を決断。吉田 孝行新監督が今季から指揮を執ることになった。吉田監督は昨季、コーチとしてチーム作りに関わっており、監督交代はあったものの、チームとしてのスタイルは昨季をベースとした継続を選択。高いボール保持力と高い個人能力を生かしたスタイルで4年ぶりの昇格を目指す。
一方の金沢は柳下 正明監督体制になって今季で5シーズン目。昨季は12勝13分17敗、勝点49で18位だった。オフには昨季チームトップの13得点を挙げた加藤 陸次樹、同2位の10得点を挙げたルカオが他チームへ移籍。チーム総得点57得点のうち23点を挙げた2人を失うことになったが、瀬沼 優司や丹羽 詩温、嶋田 慎太郎といった経験のあるアタッカー陣を獲得。新戦力の活躍でどれだけ得点力をカバーできるかはポイントになりそうだ。
両者は昨季のシーズン最終戦でも顔を合わせており、その際は長崎が3-1で勝利を収めている。しかし、試合内容としてはきっ抗しており、大きな差はなかった。さらにメンバーも入れ替わった中で迎える開幕戦の緊張感はやはり独特なもの。長崎にとっては明確なベースがあるだけに惑わされることなく、スタイルをしっかりと発揮できるかどうかが勝利へのカギとなるだろう。
開幕戦は2年連続で勝利を収めている長崎が今季も白星スタートを切るのか。それとも、金沢が2018年以来の開幕戦勝利をつかみ取るのか。
[ 文:杉山 文宣 ]