だが、続く第3節・大宮戦は「光が見えた」(松田 天馬)ゲームとなる。試合自体は雷雨によって開始19分で中止となったが、その中止直前の18分に武富 孝介がネットを揺らし、京都の先制ゴールが生まれる。自陣からハイテンポにパスをつないで一気に大宮ゴールを陥れたその攻撃は、今季の京都が目指す理想形と言える形だった。それは、「非常に狙いが浸透してきた。ああいう場面をもっとたくさん出したい」と目を細める曺 貴裁監督の言葉からもうかがえる。
京都が持ち込みたい展開は、前節で得た成果を今節のピッチでも再現して磐田に攻め勝つこと。そして、ミッドウィークに大宮との再開試合が組まれた今節からの3連戦にはずみをつけたい。
一方、まさかの開幕2連敗スタートとなった磐田だったが、前節は水戸との接戦をモノにし、3-2で勝利を収めた。ただし、まだチームは「課題がたくさんある」(山田 大記)という状況。特に3試合で6失点している守備については、しっかりとチームで整理し直して今節に臨みたいところだ。
なお、昨季のこのカードでは、ホーム・アウェイともに京都が勝利し、しかも京都の4ゴールすべてをピーター ウタカが叩き出している。今季はまだ無得点の京都のエースが、ここで“磐田キラー”ぶりを発揮するのか。それも見どころの1つだ。
[ 文:川瀬 太補 ]

