両者にとって今季初めて迎える中3日の試合は同時に、今季初のナイトゲーム。シーズン前にはJ1昇格の有力候補に挙げられていた山形と長崎が、17位と12位、勝点3差で対戦する。連戦ゆえにメンバーは不確定要素がやや多めとなるが、低迷を脱し、浮上のきっかけにしたい一戦には違いない。
今季いまだ1勝の山形は直近の6試合で勝利がなく、さらに4試合無得点中。アウェイでは負けなしの一方、ホームゲームに関しては3連敗中で、今節がホーム初勝利を懸けた四度目の試合になる。前節は隣県・秋田と初のダービー“奥羽本戦”を戦ったが、ボール保持では圧倒したものの、ゴール前で相手の守備を上回るスキルを発揮できなかった。持ち越された課題を、今節からのホーム連戦でどれだけ解消できるか。
一方、明治安田J2第5節・大宮戦に0-4で敗れた長崎は翌節から3バックに変更。甲府、群馬にいずれも2-1で連勝した。守備をやや厚くしたことで適正なバランスに近づき、復調のレールに乗るかと思われたが、前節・町田戦では0-3と再び大量失点での敗戦を喫している。個の能力が高く、攻撃では他チームがうらやむ戦力を持ちながら、守勢に回れば崩されやすく、あっさりとゴールを割られるケースが多い。中3日でどのような修正が施されるかにも注目したい。
目標と現実が大きくかけ離れ、メンタル的にはともに苦しい状況にあると推測できるが、ここから脱するには結果をつかむしかない。追い込まれた中で本来の力を発揮できるチームが勝点3を手にすることになる。
[ 文:佐藤 円 ]