10位の秋田と9位の水戸は中位グループに属しており、両チームにとって上位グループに食らいつくために落とせない一戦だ。そして、秋田は5試合ぶりの勝利をホームのサポーターと分かち合うために全力を尽くす。
秋田は前節、金沢に1-2で敗れた。開始早々にセットプレーから先制されるが、しっかりと切り替えて10分後に齋藤 恵太のゴールで追いつく。その後もボールを奪って敵陣に攻め込むが、追加点に届かず、後半に入ってまたもセットプレーから失点して勝ち越しを許した。
前々節からの課題である「相手のボールを奪い、その勢いをゴールに結びつける形」を見せ、あとは決めるだけのシーンもいくつかあった。そこで決め切れていれば勝利に近づけたはずだ。吉田 謙監督は「強く、速く、正確に」を掲げて指導に取り組んでおり、チームは確かに成長している。勝利のため、さらに突き詰めていきたい。
さらにこの試合では新たな収穫もあった。今季初先発した國分 将、高瀬 優孝、GK新井 栄聡はいずれもチームの狙いを理解した上で自分たちの強みを出した。チーム内競争の激化においても、大きなプラス要素だ。
対する水戸は前節、千葉に0-1で屈した。水戸のビルドアップに千葉がプレスで対抗する構図で試合が進み、終了間際に千葉がカウンターで決勝点を挙げた。走力と球際の競り合いが武器の秋田としては、千葉の戦い方に学ぶべきところはある。
秋田はセットプレーの守備を再確認しつつ、前節見せた攻撃的な守備を「強く、速く、正確に」実現できるか。水戸は前節を払しょくするビルドアップで相手を崩せるか。ここが試合のポイントとなるだろう。
[ 文:竹内 松裕 ]

