絶好調の京都だが、前節は敵地で山口に苦しめられた。特に前半は強風や相手の戦術に苦しみ、山口にボールを支配され続ける展開となった。それでも、そこから強さを見せる。前半の飲水タイム直後と後半開始直後にゴールを重ね、2-0で完封勝利。いったんストップしたゲームが再開した直後の動き、集中力で相手を上回り、それを見事に勝利につなげてみせた。したたかさを見せて達成した5連勝に、曺 貴裁監督も「選手たちが自立して対応してくれた」と高い評価を与えている。
また、開幕からなかなかゴールを決められていなかった宮吉 拓実が2試合連続ゴール中と、結果を出し始めたことも明るい材料だ。若原 智哉、川﨑 颯太ら、今季は多くのアカデミー出身選手が活躍している京都だが、その象徴的存在である宮吉が、これまで1得点もできていない本拠地・サンガスタジアム by KYOCERAで3試合連続ゴールに挑む。
一方の愛媛は開幕から未勝利が続き、4月に入って和泉 茂徳前監督が辞任。そこから1つの引き分けを経て明治安田J2第8節・大宮戦で待望の初勝利を手にすると、続く第9節・松本戦で連勝を飾るなど、調子が上向いてきている。そして、“動き勝つ”サッカーを標ぼうし、チームを立て直した實好 礼忠監督は昨季、京都を率いていた人物でもある。監督退任後、初めて対峙する古巣・京都戦で、愛媛の新指揮官がどんな采配を見せるのかも注目点の1つとなる。
[ 文:川瀬 太補 ]

