前節の相模原戦では清武 功暉の2得点と池田 廉の2戦連続弾、そして茂木 駿佑も今季初ゴールを生み出すなど、今季チーム最多となる5ゴールで快勝した琉球。それまで擦れる印象のあった攻撃は、ようやくスムーズさが見られるようになった。
それゆえに、開幕から勝点を順調に積み上げられた要因は「守備のおかげ」と樋口 靖洋監督。オーガナイズされた守備はリーグ最少タイの7失点と強堅さを維持。もたらす安定感と粘り強さは上位キープの原動力となっていた。そこからさらに攻撃力も示したことで、「われわれのスタイルで結果を出す」という指揮官が構想する戦い方が出始めた中、大事な一戦を迎えることとなる。
相手は絶好調の京都。敵陣でのボール保持率は高く、リーグ屈指の攻撃的なチームである。総得点23は新潟に次ぐ2番目の成績で、形成する3トップには今季11試合8得点と量産態勢のセンターFWピーター ウタカをはじめ、右FWの宮吉 拓実は前節の愛媛戦で3試合連続弾を記録。そして左FW松田 天馬も2試合連続ゴール中で実力を示している。さらにはCBヨルディ バイスも4ゴールを稼いでおり、ゴールへと向かう推進力は各選手に備わっている。そのチームを相手に、CB岡﨑 亮平をディフェンスリーダーとする琉球がいかに粘り強く守れるかは1つの見どころとなる。
J2での両者の対決は四度あり、琉球の1勝1分2敗。昨季はともに1勝ずつ挙げている。今季ホーム戦負けなしの琉球と、アウェイ戦6戦5勝の京都のぶつかり合いは熱い“シックスポイントゲーム”となる。
[ 文:仲本 兼進 ]
