ここまで10失点でリーグ4位タイの失点の少なさを武器とする秋田に対し、磐田は22得点でリーグ3位の得点数を誇る。数字通り、盾vs矛の展開となるのだろうか。
秋田は前節、長崎とのアウェイ戦を2-1で競り勝った。前半に先制を許したが、後半に2点を取って今季初の後半得点と逆転勝利を達成。武 颯と谷奥 健四郎にもJ2初ゴールが生まれ、初物尽くしの勝利でチームは自信を得た。
それでもCBの谷奥は、「失点しないことにフォーカスしたい。サッカーは失点しなければ負けることはない。J3から上がってきた僕らは勝点1でも稼ぎたい」と引き締めて守備を確認する。
対する磐田は前節、愛媛とのアウェイ戦をスコアレスドローで終えた。激しい雨に見舞われ、劣悪なピッチコンディションによりゴールを奪えなかった。とはいえ、攻撃力の高さは疑いようがない。得点ランクでトップに立つルキアン(9得点)と山田 大記(5得点)の2人ですでに秋田の総得点を上回り、しかも複数得点を挙げた6試合は全勝。秋田としては、勢いに乗せると呑み込まれてしまうだろう。
ただ、磐田は無得点もしくは1得点の試合は1勝1分4敗となっているだけに、秋田は守備で自分の土俵に持ち込みたい。
試合の入りが良く、相手を押し込むのが秋田の強み。しかし、ここ2試合は入りの時間帯で決定機を作るものの決め切れず、相手が流れをつかんだ30分過ぎに先制を許している。輪笠 祐士は「失点しないこと、先制点を取ることが大事」と話す。前半の30分までに8失点している磐田のスキを突いて先手をとり、粘り強い守備を発揮できるかが試合のポイントとなるだろう。
[ 文:竹内 松裕 ]

