東京Vは前節、北九州を相手に2-0で勝利。開幕戦以来となるクリーンシートで勢いがついている状態。流れの中から、トレーニングしてきた形でゴールを奪ったことによる心理的な好影響も考えられる。それに、井出 遥也、森田 晃樹といった攻撃で違いの作れる選手が負傷から戻ってきたことも大きい。新加入選手たちも続々とチームにフィットしてきて、それぞれが強みを生かしている。上位を相手に勝利を奪えるか否かは、大きなポイントになる。
というのも、ここまで4位の磐田を除く、首位から5位のチームに対して全敗。その結果が、いまの勝点につながっているとも表現できる。得失点差の影響で14位ではあるが、7位との勝点差はわずか『2』。混沌とする中位グループから抜け出していくためにも、この一戦は重要だ。
これまで上位陣と対戦したのはアウェイや味の素フィールド西が丘で、今季5勝を挙げている味の素スタジアムで迎える今節は上位撃破を狙いたい。ホームでの16得点というのは磐田、京都と並んでリーグ最多の数字でもある。山下 諒也らを中心に、自慢の攻撃力を発揮できるか。
対する磐田も、前節・群馬戦で今季二度目の完封勝利を挙げた。遠藤 保仁が復帰し、早速チームをけん引すると、決勝ゴールも奪っている。前節で首位の新潟が敗れたことで、勝点差7まで縮めた。1つ上位の京都とは勝点差6と少し差はあるため、ここで敗れるわけにはいかない。ルキアン、ファビアン ゴンザレスといった外国籍選手もコンディションが上がっており、相手にとって脅威になるはず。経験豊富な選手が多く、アウェイでも落ち着いてゲームを進めて勝機を見いだしたい。
昨季は2試合とも引き分けというこのカード。今季は勝者が生まれるか。
[ 文:田中 直希 ]
