東京Vは前節・磐田戦で0-2と敗れた。先制されたあと、後半はシュートを1本しか放つことができず、攻撃が停滞。賢く守る相手を崩すことができなかった。最後にはダメ押しゴールも奪われて、悔しい敗戦を喫している。
「非常に悔しい結果。もう少し中央のレーンから効果的な崩し、質の良いクロスというものが狙えたという反省がある」(永井 秀樹監督) 「シーズンのターニングポイントになり得る重要な試合だと捉えていた。素直に悔しい」(山口 竜弥) 監督、選手の弁からも分かるとおり、上位に敗れて連勝をつかめなかったダメージは大きいと推察される。指揮官は「良いサッカーをして、良い結果を勝ち取れるように、選手たちとしっかりひたむきに準備をしていきたい」と今節を見据えた。
そのひたむきさでは、秋田はリーグ屈指だろう。実直な吉田 謙監督が猛烈なメッセージを発信しながらハッキリとした方向性のもとプレーする。『秋田一体』というスローガンを体現するような、一体感のある攻守が魅力のチームだ。前節・山口戦でも、1人退場者が出たあとの84分に失点しながら、後半アディショナルタイムに井上 直輝が起死回生の得点で追いつき、勝点1を獲得した。
終了間際に失点したチームと、得点して勝点を得たチームの対戦。ただ、試合のポイントは前半に訪れそう。秋田は前半に得点する割合が非常に多く、東京Vは前半に流れが悪い試合が多い。立ち上がりから、試合の展開には注目したい。
両チームの対戦は初めてとなる。ともに目指すスタイルは明確だ。一体の秋田がカウンターやセットプレーから上回るか、パスサッカーの東京Vが勝利をつかむか。キックオフは土曜16時だ。
[ 文:田中 直希 ]
