試合を2日後に控えたランコ ポポヴィッチ監督は、秋田戦の位置づけについて、「今季最も難しい試合になる」と警戒心を露わにした。ロングボールを主体として、縦に直線的に攻め込んでくる秋田のような相手を町田は不得手としている。ただし、「似たような特徴を持つ」(ランコ ポポヴィッチ監督)栃木に直近の公式戦で負けているだけに、栃木戦の教訓を生かせることはアドバンテージになるはずだ。
町田としては相手の戦い方に付き合うことなく、ボールを握る戦い方に重心を傾け、地上戦をベースに秋田攻略をもくろむ。そして、「より一人ひとりに責任感が求められる」とランコ ポポヴィッチ監督が話すように、ピッチの各所で生じる球際の攻防やセカンドボールワーク、トランジションで秋田を凌駕せねばならない。
敵地に乗り込む秋田としては、愚直に自分たちのスタイルを貫き通すことが町田の攻略につながる。そのため、一心不乱に自らのスタイルを信じて戦い抜けばいい。町田とは違って、秋田はミッドウィークに天皇杯を戦っていない。コンディション面で優位性があることは、「パワフル」(町田・太田 修介)な秋田にとって、きっとアドバンテージになる。
頭1つ抜け出している“4強”を追う町田としては、是が非でも勝点3が欲しいゲームだ。もちろん、J2残留への安全圏に少しでも近づきたい秋田にとっても、落とせない一戦。勝利への執念で相手を凌駕するのは、どちらだろうか。
[ 文:郡司 聡 ]
