岡山が歩んできた前半戦は、決して平たんな道ではなかった。第1節・栃木戦に2-0で勝利して好スタートを切ったが、第2節から3試合連続で無得点。得点力不足に苦しむ中で負傷者の多さにも苦しめられた。しかし、出場機会をつかんだ若い選手たちが台頭し、チームは1つになって前進してきた。
主将の濱田 水輝は「取りこぼした勝点が本当に多かった」と結果にはまったく満足していなかったが、「自分たちのやりたいことがほとんどの試合でできていたことは良いことだと思います。チームがバラバラになることはなく、どんな相手にも自分たちがやるべきことをやれば五分以上のゲームに持っていける自信はつかめているので、ここからは結果につながるようにしていきたいです」と今後を見据えている。今節で勝って、勢いよく後半戦に入っていきたいところだ。
一方の甲府も決して順調に歩んできたわけではない。第5節・町田戦で今季初黒星を喫すると、そこから4戦勝ちなしとなった。さらに第16節・京都戦は0-0、第17節・新潟戦は2-2、第18節・磐田戦は0-1と、上位チームとの対戦では勝ち切る力を見せられなかった。しかし、前節の群馬戦は立ち上がりからアグレッシブに襲いかかっていき、6ゴールを挙げて5試合ぶりの勝利をつかみ取った。
連勝を狙って乗り込んでくる甲府を迎える岡山の有馬 賢二監督は、「危険なところを消しながら奪いにいく意識が上がってきていると思うし、もちろん一人ひとりにストロングのある選手がそろっているので、相手のやりたいことをやらせてはいけない」と今節に備えている。
[ 文:寺田 弘幸 ]
