約1カ月前の監督交代から、5試合を終えて1勝3分1敗。大宮は負けないチームにはなってきたが、勝ち切れる力までは手に入れられていないのが現状だ。前節・長崎戦も好調な相手に敵地で追いついて勝点1を持って帰ってきたことは評価できるが、チーム内から聞こえてきたのは逆転できなかったことへの悔しさや2点目を奪い切れなかったことへの反省である。まさにいまの大宮の課題はそこ。ここまで5試合を戦い4得点で複数得点を挙げた試合はなし。「2点目を奪うことが課題」(霜田監督)である。
トレーニングを見ていても、監督や選手たちの話を聞いていても、手ごたえは感じる。あとはそれをどう結果に結びつけるか。攻撃サッカーでは先を行く琉球相手に、霜田監督体制では初となる複数得点でのホーム勝利をつかみたい。
対して琉球はいまが正念場かもしれない。今季は開幕から連勝を重ね、J1昇格争いを盛り上げてきた。しかし、夏場に差しかかり、その勢いにやや陰りが見え始めている。その中で前節はホームで最下位・相模原に0-1で敗れ、昇格圏との勝点差も『4』に開いてしまった。中断期間前にこれ以上離されるわけにはいかない。
その中で今節は21位・大宮のホームに乗り込む。本気で昇格を狙うチームならば下位2チーム相手に連敗は許されない。意地の見せ時だ。樋口監督にとってNACK5スタジアム大宮はかつて指揮を執った場所で、2019年の対戦では大量4点を奪い、琉球のサッカーをJ2に知らしめた。そこからさらに成長、成熟した姿を見せつけたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

