「アタッキングサードを含めてクロスの精度やシュートの手前のチームの全体的な考えをしっかりと整理して、この(中断)期間で伝えていきたい」 完封負けを喫した前節・町田戦後、高木 琢也監督はそう修正点を口にした。そしてチームには清水から成岡 輝瑠、FC東京から木村 誠二が育成型期限付き移籍で加入。昨季限りで仙台を契約満了となっていた兵藤 慎剛も新たに加わり、これで6月以降、7人を補強した。中断期間で攻撃力をどれほど高められ、また新加入選手がどれだけチームに馴染めたかが再開後のカギを握る。
中断期間で相模原は練習試合を二度実施。「チームが目指すべき攻撃の形、守備の形というのはある程度の大枠は理解しましたけど、細かいところやチームメートとの連係がまだ少しズレてしまっている。ですが、あとは試合を重ねていくごとにどんどん良くなっていくと思います」と成岡は一定の手ごたえを感じていた。
ただ、新加入組で懸念されるのは試合勘だ。出場機会が遠のいていた中で相模原へ加わった選手が多いため、90分を通してのゲームの感覚をどこまで取り戻せているか。そこにも注目したい。
そんな相模原が再開初戦で戦う相手は栃木だ。栃木は現在8試合勝ちなし。前節は甲府に2本しかシュートを打たせなかったが、そのうちの1本を決められて敗戦。 田坂 和昭監督は「セカンド(ボール)を拾って攻撃を仕掛けているときの最後の質、アタッキングサードの質はまだまだ足りないところがある」と改善点を口にしていた。また、この試合には鳥栖から加入した豊田 陽平、大分から復帰した黒﨑 隼人が早速初出場。彼らがチームにどこまでフィットできているかも、今後の行く末を左右するだろう。
どちらも攻撃の精度を高め、新加入選手がどこまで活躍できるかがカギ。この中断期間での取り組みの成果を示し、良い再スタートを切りたいところだ。
[ 文:舞野 隼大 ]
